2025.12.12 レンタカーWeb予約・管理システム

年末や決算時期になると、経営者様からよく聞くお悩みがあります。
「今年は忙しくて売上も上がったはずなのに、なぜか手元に現金が残っていない⋯」
レンタカー事業は、車両の仕入れ、保険、車検、整備と、売上の裏側で多くの経費が動くビジネスです。
「どの車が稼いでいて、どの車がお荷物なのか」を車両単位で把握できていますか?
今回は、ドンブリ勘定から脱却し、来期の利益を最大化するための「車両損益管理」について解説します。
この記事でわかること
・「売上管理」だけでは見えないレンタカー経営の落とし穴
・不採算車両を見抜くための「車両別PL(損益計算書)」の作り方
・れんサポの「車両損益表」機能でできるコスト分析
目次

レンタカービジネスにおける「利益」は、単なる日々の貸渡売上だけでは決まりません。
1台の車が納車されてから売却されるまでの「カーライフサイクル全体」で評価する必要があります。
本来の利益 = (運用中の利益 + 売却益) - 仕入れコスト
「仕入れ」と「売却」は金額が明確ですが、最も複雑でブラックボックス化しやすいのが「運用(中間)」部分です。
れんサポの「車両損益表」は、この中間の収支を自動で可視化し、入口から出口をつなぐことで「本当の利益」を明らかにするための機能です。

多くの予約システムでは「日々の売上」や「稼働率」は確認できます。しかし、経営判断に必要なのは「その売上を作るために、いくら経費がかかったか」という視点です。
例えば、稼働率が高く売上が良い車両でも、頻繁に故障して修理費がかさんでいたり、燃費が悪くてガソリン代(維持費)が高かったりすれば、最終的な「純利益」はマイナスかもしれません。
逆に、稼働率はそこそこでも、償却が終わっていて維持費が安い車両は、実は「高収益車両」である可能性があります。
車両ごとの「収支(売上-経費)」が見えていないと、来期の車両入れ替え(増車・減車)の判断を誤り、利益率を下げる原因になります。

「車両ごとの収支管理が大事なのは分かるが、Excelで集計するのは手間がかかりすぎる⋯」
そんな声にお応えして、れんサポには「車両損益表」機能が標準搭載されています。
日々の業務データを入力するだけで、システムが自動的に車両単位のPL(損益計算書)を作成します。

作成された「車両損益表」は、CSVデータとしてダウンロードも可能です。
12月〜1月のこの時期に、1年間のデータを分析することで、次のような具体的な経営戦略が立てられます。

車両台数が増えれば増えるほど、ドンブリ勘定のリスクは高まります。来期の利益を最大化するために、今から「れんサポ」で正しいコスト管理を始めませんか?
「今の業務フローを変えるのが不安」という方もご安心ください。専任スタッフが現状の課題をヒアリングし、無理のない移行スケジュールをご提案します。
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