【検証・テスト】回帰テストについて

【検証・テスト】回帰テストについて

2026.03.19 第三者検証・ソフトウェアテスト

立春が過ぎ、暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い日が続いております。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて今回は、検証業務におけるテスト手法の一つである
回帰テスト(Regression Testing)についてご紹介します。

回帰テストとは、ソフトウェアの修正や機能追加を行った際に、
既存機能が正しく動き続けるかを確認する検証手法のことです。
開発チーム内での品質確認はもちろん、第三者検証の現場においても重要な品質担保手段となります。

回帰テストを行う主な目的は以下の通りです。

 

■回帰テストの目的と重要性

・既知不具合の再発防止および変更影響の確認
修正前に発生していたバグが再度発生していないかを確認することで、品質保証の精度を高めます。

・変更による副作用検出
新機能追加やバグ修正が、他のモジュールや画面遷移に思わぬ影響を与えていないかを検証します。

・システム全体の安定性維持
定期的な回帰テストにより、長期的にわたってアプリケーションの信頼性を担保します。

「修正が別の箇所に影響していないか」「以前発生していた不具合が再発していないか」などを確認することで、
品質の維持・保証につながります。
また、回帰テストには複数のアプローチがあり、目的や開発フェーズに応じて適切に選択する必要があります。
主なアプローチは以下の通りです。

 

■回帰テストの主なアプローチ

・完全回帰テスト
システム全体を網羅的に再テストする手法です。
すべての機能に対して再度テストを実施するため、品質保証の精度が高い反面、
実施コストと工数が大きくなる傾向があります。
主に、大規模リリース前やクリティカルな改修時に採用されることが多いテストです。

・選択的回帰テスト
修正箇所とその影響範囲に絞ってテストします。
変更による影響分析をベースにして、関連性の高い機能や画面のみを重点的に検証するため、
コストパフォーマンスに優れた方法として、実務で広く活用されています。

・自動化回帰テスト
Selenium/Appium/JUnit などの自動化ツールを活用し、
定期的にスクリプトを実行する手法です。
高頻度で改修が発生するアジャイル開発やCI/CD環境では、
自動化による効率化とスピードが不可欠となります。

第三者検証の現場でも、自動テストのスクリプト構築や運用支援のニーズが高まっています。

 

■当社での回帰テスト活用例

当社では、開発フェーズや改修規模に応じて回帰テストの範囲と実施方法を柔軟に設計しています。

例えば、小規模な改修や軽微な不具合修正の場合は、
影響範囲を分析したうえで関連機能に絞った「選択的回帰テスト」を実施します。
修正箇所だけでなく、データ連携や画面遷移、権限制御などの周辺機能まで確認することで、
想定外の副作用を防止しています。

一方で、大規模リリースや基盤改修を伴う案件では、
重要機能を中心とした重点回帰テスト、またはフル回帰テストを実施します。

このように、単に「再テストを行う」のではなく、
変更内容や影響範囲を踏まえて最適な回帰テスト戦略を設計することを重視しています。

 

■回帰テストのまとめ

以上が、回帰テストの目的と重要性、主なアプローチになります。

回帰テストは、変更が頻繁に発生する現代の開発環境において、
品質を継続的に維持するための重要な取り組みです。

特にアジャイル開発やCI/CDが普及した現在では、
回帰テストの自動化と適切な範囲選定が品質とスピードを両立させる鍵となります。

引き続き当社では、回帰テストの精度向上と効率化に継続的に取り組み、
より高い品質保証を実現できる体制づくりを推進してまいります。

 

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